こんにちは。Konorikoです。
今回はインド渡航前につまずきまくったビザ申請の話をします!
海外転職が決まったらまずやることは、ビザの申請。
インド現地法人からの内定をもらって、これで就活終わり!!と思っていたら、
むしろここからが始まりでした。
そもそも、ビザってなに?なんで必要?どうやって申請するの?
と全く意味が分かっておらず、かなり手こずったので、
今回はインドの就労ビザについて私の体験談を交えて書いていきます。
そもそもビザって何?
インド転職を決めるまで、いや決めてからも”ビザ”というものがいまいち分かっていなかった私。
査証(さしょう)又はビザ(英: visa、仏: visa、露: Виза、西: visa、中: 签证/簽證)とは、国家が自国民以外に対して、その人物の所持する旅券が有効であり、かつその人物が入国しても差し支えないと示す証書である。多くの国では入国を保証するものではなく、入国許可(上陸許可)申請に必要な書類の一部となっている。大多数の国が同様の制度を運用しているが、同時に一定の条件内で査証免除が行われている場合が多い。
ビザとはつまり、他国に入国する際に必要な許可証のことです。
ビザには、観光、就学、就業、短期滞在用…etc、など種類があり、
渡航目的によって必要なビザは異なります。
観光や短期滞在ならビザなしで入国できる国もありますし、
自身が所持するパスポートがどこの国のものかによってもビザなしで入国できる国は違います。
日本のパスポートを所持していれば、ビザなしで入国できる国が多いため、あまり馴染みがないのではないでしょうか。
それだけ日本は世界的に信用されているということですね。
インド就労ビザの申請方法
申請手順
申請場所
申請場所は東京と大阪の2か所あり、居住地(住民票のある場所)によって管轄地が違います。
そしてなんと管轄地によってビザ事情が違います!
取得までにかかる日数も東京申請なら申請から最短3日なのに、大阪だと最長2~3カ月かかるケースもあるとか。
在東京インド大使館 領事館
<管轄地>
・北海道、
・東北(青森、岩手、山形、宮城、秋田、福島)
・関東(茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川)
・中部(新潟、富山、石川、福井、長野、岐阜、山梨、静岡、愛知)
・沖縄
〒102-0074
東京都千代田区九段南2-2-11
TEL:03-3262 2391から97
FAX:03-3239 2449
Email:visa@indembassy-tokyo.gov.in
ウェブサイト:在東京インド大使館
申請:月~金 09:00~11:00
受取:月~金 16:00~17:00
在大阪インド総領事館
<管轄地>
・関西(滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山,三重)
・中国(鳥取、島根、岡山、広島、山口)
・四国(徳島、香川、愛媛、高知)
・九州(福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島)
〒541-0056
大阪府大阪市中央区久太郎町1丁目9−26 船場ISビル10階
TEL:06-6261-7299
FAX:06-6261-7201
Email:hoc.osakakobe@mea.gov.in
ウェブサイト:在大阪インド総領事館
申請:月~金 09:30~11:30
受取:月~金 15:30~16:30
必要書類
管轄地によって必要書類がすこし違います!!!!
私は広島在住なので大阪申請でした。
今回は大阪申請についてメインにお伝えします。
最も確からしい大阪総領事館のHPを見てみると↓↓
Employment Visa (E) The Employment visa should be applied/must be issued from the Country of Origin, or from the country of domicile of foreigner provided the period of permanent residence of the Applicant in that particular country is for more than 2 years.
1. Curriculum Vitae (Resume)
(complete details of his/her professional careers)
2. Original Recommendation letter from company in Japan (If applicant is not working in any company, he/she must submit ‘Self Recommendation letter)
3. Original Appointment letter from employing company in India
4. Profile of employing company in India
5.Original employment terms and conditions (Employment contract) & copy of it (Original contract would be returned after visa approval)
6. Original undertaking letter from company in India.
7. Original Certificate of non-availability of required skill in India (issued by company in India).
8. Letter from Reserve Bank of India (RBI) or Certificate of Incorporation (COI) or other document showing the company is registered in India.
9. Government of India Foreign Collaboration (GOI) letter may be
necessary in some cases.
10. Copy of Lease Agreement / or proof of accommodation hired for the employee.For Volunteer work with NGO, NPO
Applicant must submit all documents, mentioned above except No.7.
つまり↓↓
- 英文履歴書(自分で準備)
- 日本の会社からの推薦状(日本の会社がない場合は自己推薦書を自分で準備)
- Appointment letter の原本(インドの会社が準備)
- インド会社紹介(Company Profile)の原本(インドの会社が準備)
- 雇用契約書(Terms and Conditions)の原本(インドの会社が準備)
- 誓約書(Undertaking Letter)の原本(インドの会社が準備)
- 技能証明書(Certificate of Non-Availability Required Skill)の原本 (インドの会社が準備).
- COI【Certificate of Incorporation】(会社登記証明書)のコピー
- Government of India Foreign Collaboration (GOI) letter ←今回私は不要でした。
- ホテル発行の予約確認書or不動産契約書orホテルと現地会社の契約書の何れか1点
領事館HPには書かれていない必要書類
・パスポートの原本
*残存6ヶ月+見開き2ページ以上要
・証明写真1枚(ビザ掲載用)←これ!ルールがかなり細かいので写真屋さんでしか撮れません!
*カラー(白黒は不可)
*5㎝×5㎝
*背景は真っ白
*顔の頭頂からアゴまで25~30mm位のもの
*肩のラインが出るよう色付の服着用
*3ヶ月以内に撮影されたもの
*裏に署名はしない
大阪申請のみで必要な書類
・運賃免許証の裏表コピー 又は 住民票の原本
*住民票原本は、発行日から3ヶ月以内のもの
・最終学歴の卒業証明書・成績証明書(英文)が求められることがある
(英文の証明書は発効までに時間がかかることが多いので事前に取得しておくのもおすすめです。)
・Appointment letter ではなくInvitation Letterを提出
追加書類 <該当する場合に必要>
・在住者宣言書の原本
※現住所と本籍地の管轄地が違う場合に必要(例:現住所は広島で本籍地は東京)
・旧ビザ面のコピー
※最新(最近)のもの、ビザがまだ有効な場合旧パスポート原本の提出が必要
・キャンセルレターの原本
※ビザが未使用で期限切れの場合:なぜ使用しなかったかの「理由書」が必要。白紙に本人署名要
※残存がある場合:「理由」および「査証キャンセル願い」のレターが必要。白紙に本人署名要
※違う種類のビザを申請する場合に必要、業務ビザ→就労ビザ等の場合
所持している査証詳細と理由を記入要。白紙に本人署名要。
・渡航歴詳細書(指定書式あり)の原本
※1回でも渡航歴がある場合に必要、指定用紙に本人署名要
・Termination Letterの原本
※直近に取得したビザがE(技術・就労)で6ヶ月以上滞在した場合に必要。
・FORM16(PDF可) (納税証明書)
※直近に取得したビザがE(技術・就労)で6ヶ月以上滞在した場合に必要
・パキスタン渡航履歴書
※過去3年以内もしくは申請分の旅券にパキスタンビザがある場合に必要。
過去にインドで就業経験などがある場合は必要書類が煩雑なので代行業者に頼むのがよさそうですね!!
自分で申請 or 代行業者(エージェント)に任せる
ビザは自分で申請する方法と代行業者を利用する方法があります。
自分で申請する場合は郵送申請することも可能ですが、すこし日数がかかります。
自分で申請するメリット・デメリット
<メリット>
・費用が抑えられる(代行業者依頼料)
・自分でやることによってインドへの第一歩がきれる
<デメリット>
・大使館に出向く必要がある(書類の不備などでやり直しが発生すると何度も出向く可能性も)
・書類を事前に添削してもらえない
代行業者に依頼するメリット・デメリット
<メリット>
・手間が省ける(オンライン申請も業者が代行してくれる)
・準備書類内容を申請前に添削してもらえる
・大使館(領事館)に出向かなくて良い
<デメリット>
・費用がかかる
・最近のビザ取得実績がある会社を選定する必要がある
遠方の方は業者を利用する方が費用が抑えられることもあるでしょう。
その他、インドやパキスタン渡航歴のある方も必要書類が変わるので、代行業者を利用するのもありです。
私の場合、初めは自分で申請しようと思っていましたが、大阪申請がややこしそうなので途中から代行業者にお願いすることにしました。
が、大阪申請の場合、引き受けてくれる業者がまず見つからない…。
時間や手間が東京申請よりかかるため手を引く業者が増えたようです。
それでもなんとか、見つけた業者に連絡してみましたが、返信が遅かったり、対応が悪くなかなかうまくいきませんでした。
その後、また別の業者を見つけることができ、そこにお願いしてやっと申請することができました。
業者の選定も非常に大事ですね
オンライン申請
書類の準備ができたらオンライン申請をします。
オンライン申請はこちらから→インドビザオンライン申請ページ
オンライン申請について、他サイトで詳しく掲載されていますのでご参考に。
Miraist-インド就労ビザの取得方法!徹底解説します!
インド転職をサポートするメディアPalette
申請・受け取り
<直接申請する>
・申請
提出時間内に申請書類を持って出向いてください。
(東京:月~金 09:00~11:00/大阪:申請:月~金 09:00~11:00)
整理番号を発行→順番待ち→申請書を提出→領収書受け取り
・受け取り
領収書に記載されている日時にもう一度訪問し、ビザを受け取る。
(東京:月~金 16:00~17:00/大阪:月~金 15:30~16:30)
※Application IDでステイタスをチェックできます。→ビザステイタス確認画面
申請所でその旨を伝え、手続きをしてください。(念のため、返信用封筒を用意)
上記で記載した必要書類を全て揃え、インド大使館またはインド総領事館に郵送します。
※居住地の管轄を必ず確認し、正しい方に郵送してください!
郵送サービス料:1000円
同封するもの
・必要書類一式
・切手なし返信用封筒(申請者本人の名前、返送先住所を記載)
・申請料総額(郵送サービス料含む)
※申請料を現金で同封するため、現金書留で送付。
※封筒には「ビザ申請書類在中」と記載。
※不備があった場合に連絡できるようメールアドレスなどの連絡先を記載。
申請料金
直接申請:1,550円
直接申請し、郵送で受取りの方:1550円+600円+郵送料
郵送で申請の方:1550円+1000円+郵送料
インドの旅はビザ申請から始まっている?!
インドのビザ申請に必要な書類や書き方など、ルールがころころ変わるようです。
担当者によって言うことが変わったり、大阪と東京でも違ったり、代行業者によっても言うことが違ったり…。
ですのでビザの最新情報はこまめにチェックしましょう!!
私もいろんな方のブログやツイッターなどで情報収集していました。
特に大阪申請は最新情報が少なく非常に苦労しました。
そもそも同じ就労ビザにもかかわらず、東京のインド大使館と大阪のインド総領事館で申請書類が違ったり、申請から受領までの期間が違ったり
(東京申請なら申請から最短3日で取得できるのに、大阪だと1~3週間、長いと数カ月とか)
なぜそんな時間が違うのかについては、担当領事のさじ加減との噂。
まとめ
そもそも、私、ビザって就職先の会社が申請から取得まで全部やってくれると思ってました。
会社から言われたら必要書類を会社に提出すればいいんだろうなぁ。
と確認したわけでもなくぼんやりと。
もちろん、会社によってはビザ申請専門の部署などを設けているような会社もあるそうですが、相当大きな会社じゃないとなかなかないと思います。なので基本的には自分で申請するものだと思っておいた方が良いと思います。
代行業者にお願いする場合も
①インド大使館のHPで申請書類を確認しリスト化(代行業者に願する場合は業者指示に従う)
②就職先の会社に準備してもらう必要書類を担当者に伝える
③作成後、データ媒体で代行業者に添削してもらう
④添削終了後、ディレクターのサインをもらい日本に郵送
⑤自身で準備する書類と合わせて必要書類を全て代行業者に郵送
⑥いつ申請されたかなど進捗の確認、Application IDの開示をお願いする。
以上のように、書く手順や内容について主体性をもってしっかり確認していきましょう。
代行業者に任せたとしても、進捗確認や、指示内容の確認などは自分でしっかりやりましょう。
今回の経験で、インド生活スタート前に学んだこと、
教訓:仕事において、他人を信用してはいけない。
(他人任せで、失敗しても、それは任せた自分の責任である。)
※私生活においては信頼関係って大事だと思ってます。
インドビザの申請方法は突然変更される可能性があります。最新情報のご確認をお願いいたします。
*ビザ申請では、今まで不要であった書類の提出を求められることがあります。ご注意ください。
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