インドに来て気になったのがインド人のお腹。
ポッコリ出ている人が多い。
そのお腹の出方がふつうの太っているのとはちょっとちがって前に突き出ている感じ。
あのお腹には何が入っているんだ。邪魔じゃないのか。生活に支障はないのか。
気になって調べてみると特に都市部では肥満の割合が多いんだとか。
原因はインドの食事と運動しない生活スタイル(1階でもエレベーター使うとか)ではないかと。
好き嫌いがほぼない私はスパイスの味は大丈夫なのですが、気になったのが塩辛さ。
そしてお昼に食べたら夜になってもお腹が減らない謎の腹持ちの良さ。
インドカレーの作り方を見ていると分かるのですが、カレーの中には油と塩が豊富。具は豆や芋が多く糖質多め。※大豆はタンパク質が豊富ですがその他の豆は糖質多め。
カレーと一緒に食べる米やナン・チャパティなどは糖質が主。
インドはベジタリアンの方が多いですが、ベジタリアンの方がより糖質に偏った(タンパク質の少ない)食事が多いように思います。
このような食事を続けていると肥満をはじめ生活習慣病になってしまいます。
たとえば、日本食って“健康食”のイメージがあるかもしれないですが、日本食だって何も考えずに食べていると塩分過多だし、外食はカロリーオーバーで野菜不足。
でもでもそんな日本食ですら薄味に感じるくらいインドの食事はしょっぱいことが多くて野菜が少ない。(インドの家庭料理は少し薄めで野菜多めの印象ですが)
インドに来るまで考えたこともなかったですが、インドの死因について調べてみました。
<インドの死因>
1.心疾患
2.慢性閉塞性肺疾患
3.下痢
4.脳卒中
5.下気道感染症
1位の心疾患と4位の脳卒中の原因の多くは肥満や、糖尿病、高血圧、脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病です。あと喫煙もリスクですので、禁煙を強く推奨します。
調べるまで勝手にインドの死因は感染症とかが1位だと思ってましたが、心疾患ということに驚きました。怖いですね。
インドローカルのもので生活するというのも、異国にいるならではでとても良いと思います(むしろそういうの好き)でも、健康が一番なので、楽しみつつ健康も気遣えたらいちばん。
ちなみに私が行っていることは、
・お昼に外食をしたら、夜は家で生野菜や蒸野菜を無味か薄味で食べる。(インドは野菜・果物が安いので非常に助かります。)
・塩辛さには舌が慣れてしまうので、慣れてしまわないように注意(チャパティにつけるカレーの量は少なめに)。
・量が多い場合は残す(テイクアウトもできますし)
・なるべく階段を使う。
などなどです。
以前、インドの路上フードについて散々書きましたが、、食べ続けると体には本当に悪いと思うので、(そして食アタリのリスクもありますし)頻度を減らしています。
生活習慣病はそれ自体は自覚症状のないものです。例えば健康診断で”血圧が高かった””中性脂肪で引っかかった”と言っても、それだけでは生活に支障がありません。なのでそのまま何も改めず過ごしてしまう方も多いと思います。でも本当に怖いのはその生活習慣病が原因で引き起こされる病気です。心疾患や脳卒中もそのひとつ。病気になってから後悔しないためにも、ぜひ健康であるうちから予防に取り組んで頂きたいです。世の中には防げない病気も存在しますが、予防できるものはぜひ予防しましょう。
ちなみに
2位の慢性閉塞性肺疾患についても少し触れると、
インドの大気汚染はひどいです。
こちらの大気汚染指標によるとデリー178(2019年2月10日現在)、東京(品川)38(2019年2月17日現在)という感じです。(インドでは999と振り切っていたこともあるとか・・・)
この数値がどのくらいかというと↓↓
100を超えると良くなさそうですね。
発展途上の国あるあると思われますが、この大気汚染のせいか、超健康優良児の私も喉ガラガラ、くしゃみセキ鼻水に襲われてます。
ので、ハイクオリティなマスクを持ち込むのをお勧めします。。。
ということで、インドではとくに体調管理に気をつけて元気にいきましょう!
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