インド就職の内定が終わって次の課題は就労VISAの取得。
前回(2018年10月~12月)2か月かかったトラウマなVISA取得。
2021年最新バージョンを記録として書き留めておきます。
大阪領事館に郵送申請した場合についてです。
VISA申請の流れ
- 書類を準備(自分で用意する書類と会社に用意してもらう書類の両方があります)
- 管轄の総領事館または大使館に書類とパスポートを提出または郵送
- 場合によっては面談などあり
- Visa取得(Passport受け取り)
ビザ申請場所
インドのVISAは住民票のある場所によって申請する場所が違います。
ざっくり、西日本は大阪のインド領事館、東日本は東京のインド大使館。
ここからインドマジックが始まるのですが、大阪と東京で若干必要書類や、書類の内容への指摘が異なる場合があります。(大阪申請の方が提出書類が多く、追加書類や面談を要求されることがあります。つまりちょっと面倒)
さらに担当者レベルやタイミングでも言うことが異なるというのが、インドVISA取得の躓くところです。
領事館と大使館の管轄地域の詳しい区分は以下です。
大阪領事館
近畿(滋賀、京都、兵庫、奈良、大阪、和歌山)、中国(鳥取、島根、岡山、広島、山口)、四国(徳島、愛媛、香川、高知)、九州(福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島)、東海(三重)
東京大使館
北海道、東北(青森、岩手、山形、宮城、秋田、福島)、関東(茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川)、中部(新潟、富山、石川、福井、長野、岐阜、山梨、静岡、愛知)、沖縄
私は西日本なので以下、大阪申請バージョンで書いていきます。
申請書類について
インド大阪総領事館HP記載の申請必要書類
インド大阪総領事館ホームページで確認した申請書類は以下の通り。
The Employment visa should be applied/must be issued from the Country of Origin, or from the country of domicile of foreigner provided the period of permanent residence of the Applicant in that particular country is for more than 2 years.
1. Curriculum Vitae (Resume)
(complete details of his/her professional careers)2. Original Recommendation letter from company in Japan (If applicant is not working in any company, he/she must submit ‘Self Recommendation letter)
3. Original Appointment letter from employing company in India
4. Profile of employing company in India
5.Original employment terms and conditions (Employment contract) & copy of it (Original contract would be returned after visa approval)
6. Original undertaking letter from company in India.
7. Original Certificate of non-availability of required skill in India (issued by company in India).
8. Letter from Reserve Bank of India (RBI) or Certificate of Incorporation (COI) or other document showing the company is registered in India.
9. Government of India Foreign Collaboration (GOI) letter may be
necessary in some cases.10. Copy of Lease Agreement / or proof of accommodation hired for the employee.
For Volunteer work with NGO, NPO
Applicant must submit all documents, mentioned above except No.7.
↓和訳↓
- 英文履歴書(自分で準備)
- 日本の会社からの推薦状(日本の会社がない場合は自己推薦書を自分で準備)
- Appointment letter の原本(インドの会社が準備)
- インド会社紹介(Company Profile)の原本(インドの会社が準備)
- 雇用契約書(Terms and Conditions)の原本(インドの会社が準備)
- 誓約書(Undertaking Letter)の原本(インドの会社が準備)
- 技能証明書(Certificate of Non-Availability Required Skill)の原本 (インドの会社が準備).
- COI【Certificate of Incorporation】(会社登記証明書)のコピー
- Government of India Foreign Collaboration (GOI) letter
- ホテル発行の予約確認書or不動産契約書orホテルと現地会社の契約書の何れか1点
実際に提出した書類
下記1~10の番号は上記インド総領事館HP記載の番号に対応
- 英文履歴書(Curriculum vitae):原本 (本人署名)
- Self recommendation Letter:原本(本人署名)
- Invitation Letter :原本(インドの会社社印&署名)
- Company Profile :原本(インドの会社社印&署名)
- Employment agreement:原本(インドの会社社印&署名&本人署名)
- Undertaking letter (インドの会社社印&署名)
- Certificate of Non- Availability Required Skill in India(インドの会社社印&署名)
- Certificate of Incorporation (インドの会社社印&署名)
- Government of India Foreign Collaboration (GOI) letter (インドの会社社印&署名)
- Address Proof (インドの会社社印&署名)
Hotel 予約票のコピー - EPFO ESTABLISHMENT CODE(インドの会社社印&署名)
- 現住所確認書類住民票(または免許証コピー)
- オンライン申請書(本人署名)+写真貼り付け
※写真は規定あり ※オンライン申請の詳細はこちら - Termination(Relieving ) letter(原本、前職会社の社印&署名)
- 過去のインドVISAのコピー
- 過去のFRROのコピー
- 付属書類:原本(インドの会社社印&署名&本人署名)
- Working Place proof:原本(インドの会社社印&署名)
- 英文卒業証明書(コピー可)
- 申請料870円+330円=1200円
- 返信用封筒と着払い伝票
各書類の説明
1.英文履歴書(Curriculum vitae):原本 (本人署名)
英語で書いた履歴書です。
ネットで検索するとひな形がいろいろ出てきます。
私はA4サイズ1枚に収めました。
自身で作成。
2.Self recommendation Letter:原本(本人署名)
現在日本で勤務している会社からの推薦状または自己推薦状。
私は日本の会社は退職しインドに転職したため自己推薦状を自作し提出しました。
会社推薦状、自己推薦状はいずれも英文で作成します。
※原本に申請者のサインが必要です。PDFやコピーでの提出はできません。
3.Invitation Letter :原本(インドの会社社印&署名)
インドの会社が作成。会社のレターヘッド、会社の社印およびサイナーの署名をした原本が必要です。
4.Company Profile :原本(インドの会社社印&署名)
会社のレターヘッド、会社の社印およびサイナーの署名をした原本が必要です。
5.Employment agreement:原本(インドの会社社印&署名&本人署名)
インドの会社が作成。会社のレターヘッド、会社の社印およびサイナーの署名をした原本が必要です。
インドから送付されたものに申請者の署名をし原本を提出。
6.Undertaking letter :原本(インドの会社社印&署名)
インドの会社が作成。会社のレターヘッド、会社の社印およびサイナーの署名をした原本が必要です。
7.Certificate of Non- Availability Required Skill in India:原本(インドの会社社印&署名)
インドの会社が作成。会社のレターヘッド、会社の社印およびサイナーの署名をした原本が必要です。
8.Certificate of Incorporation (インドの会社社印&署名)
インドの会社が作成。会社の社印およびサイナーの署名をした原本が必要です。
9.Government of India Foreign Collaboration (GOI) letter (インドの会社社印&署名)
インドの会社が作成。会社の社印およびサイナーの署名をした原本が必要です。
10.Address Proof :原本(インドの会社社印&署名) / Hotel 予約票のコピー
インド渡航後の滞在先の証明書。
私の場合はホテルを予約しその予約票をもとにインドの会社が作成。
会社のレターヘッド、会社の社印およびサイナーの署名をした原本が必要です。
11.EPFO ESTABLISHMENT CODE:原本(インドの会社社印&署名)
EPFO番号が記載された書類。
会社のレターヘッド、会社の社印およびサイナーの署名をした原本が必要です。
12.現住所確認書類、住民票(または免許証コピー)
大阪申請のみ必要。住民票を提出しました。
13.オンライン申請書(本人署名)+証明写真貼り付け
証明写真は規定が細かいです。下記参照。
(この写真がVISAの写真になります)
- サイズ;縦5cm~5.08cm X 横5cm~5.08cm
- 申請日から3ヶ月以内に撮影したもの
- カラー写真であること。白黒不可
- 肩のラインから頭頂まで鮮明であること
- 背景は白またはオフホワイトであること。色つき背景は不可
(背景が白なので、白っぽい服出ない方が良いようです。) - 正面を向いていること
- 頭から顎までの「顔の縦」長さを、2,5cm~3,5cm間におさめること
- 目の位置から写真の底辺までの長さを、2,9cm~3,5cm間におさめること
- 顔や背景に影がないこと
- 笑顔は不可
写真屋さんで上記とインドビザようである旨を伝えて撮影してもらうとスムーズです。
オンライン申請の詳細はこちらで詳しく解説してくれています。
大使館のホームページからオンライン申請画面へアクセスしすべての項目を入力すると最後にPDFファイルをダウンロードできるので印刷、1ページ目に証明写真を貼付、署名、2ページ目に(パスポートと同じ)署名、この書類をインドビザ申請センターへ提出します。
14.Termination(Relieving ) letter:原本(前職会社の社印&署名)
過去にインド就業していたことがある人のみ必要です。
前職の会社のレターヘッド、社印、サイナーの署名をした原本が必要です。
15.過去のインドVISAのコピー
過去のインドVISAがあればコピー提出。
16.過去のFRROのコピー
過去にインドに居住していたことがある人のみ必要です。
(不要のこともあるようですが私は念のため提出)
17.付属書類:原本(インドの会社社印&署名&本人署名)
これは会社から送付された、給与などの就労条件の記載された書類でした。必要なのか不明ですが、会社から送付されたものだったのでそのまま提出。
18.Working Place proof:原本(インドの会社社印&署名)
就労する場所の住所が記載された書類。必要なのか不明ですが、会社から送付されたものだったのでそのまま提出。
19.英文卒業証明書(コピー可)
大阪申請のみのようですが、最終学歴の卒業証明書の英語書類が求められます。卒業学校で発行してもらえる場合は発行に時間がかかることが多いので早めの準備をおすすめします。
インド渡航後の外国人登録(FRRO)の申請時にも必要ですので東京申請の方も発行しておいた方が良いです。
大阪総領事館では履歴書や職歴書に記載した資格や学歴に関し、その証明として、合格証や認定証、資格証明書、卒業証書の原本(オリジナル)とその英訳などの提示を求められることがあります。
ビザ発給権限を持つ領事が代わることにより、それまで不要であった書類提出を求められることがしばしばあるようです。大阪と東京でも書類が違います。最新情報をチェックしてください。
20.申請料870円+手数料330円=1200円
申請料はときどき変更があるので、申請前に領事館か大使館に電話して確認することをおすすめします。
上記は2021年4月に変更になった料金です。
VISA申請料870円+郵送申請の手数料330円=1200円を同封し現金書留で送付。
東京のインド大使館へ郵送申請の場合はこれにパスポート返却時の郵送費1000円も同封するそうですが、大阪申請の場合は1000円は不要で、返信用封筒と着払い伝票を同封するようにと言われました。
21.返信用封筒と着払い伝票
郵送での申請だったので、パスポート返却用に自身の住所を記載した着払い伝票と返信用封筒を同封。
22.パスポート
当たり前ですがパスポートをお忘れなく。
現金とパスポートが入っているので現金書留で送付。
あて先は「VISAご担当者様」にしました。
VISA取得にかかった日数(2021年4月)
4/12(月) VISA申請書類を発送。
4/20(火) 大阪領事館に電話し進捗確認→まだと言われる
4/21(水) 大阪領事館から電話あり追加書類を求められる
「このポジションにインド人ではなくなぜ日本人が必要なのか」の書類をインドの会社からメールで送付するように、とのこと。
4/22(木) インドの会社より上記書類をインド大阪総領事館にメール送付したとの連絡。
4/24(土) 自宅にVISAが貼付のパスポートが届く
追加書類のやりとりも入れて約8営業日かかりました~。東京申請だと最短3日らしいです。
まとめ
インド就労VISAの申請(特に大阪申請)は提出書類の種類や各書類の様式・内容への決まり事が多く大変です。(マレーシアの方がかなり楽に取得できた。)
何度も言いますが、ルールはころころと変わるので最新情報は領事館または大使館へ電話やメールで連絡し確認してください。
VISAの申請からインド移住・就労への試練は始まっています。へこたれず頑張りましょう。(私は結構へこたれた)
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