管理栄養士から異業種・異職種&海外転職するまで

転職

こんにちは。Konorikoです。

今回は病院の管理栄養士として勤務していた私が海外転職を決意した経緯について書いていこうと思います。

今、海外転職や海外移住を考えている方、異業種異職種転職を検討中の方の参考になれば幸いです。

管理栄養士をやめようと思ったきっかけ

もともと私は食べることが好き→料理も好き→料理や栄養の分野は勉強していて苦じゃない
という理由で栄養学を勉強しようと思いました。

そしてその分野でできる仕事の中で管理栄養士を選びました。

管理栄養士の資格が最も活かせる場所は病院、ということで病院に就職することに

病院での仕事は患者さんの栄養管理と栄養指導がメインです。
急性期病院だったので毎日たくさんの患者さんが運ばれてきます。
その患者さん全員に会いに行き、話を聞き、栄養管理計画書を作成。
その中で栄養指導の必要な患者さんには栄養指導を行い、
術後や疾患のために食事が摂れない患者さんには特別メニューを提供する。
特別な栄養管理の必要な患者さんには他職種連携で介入。
献立作成と厨房の衛生管理。調理師の方々との調整など

目の前の患者さんが良くなっていったり、ありがとうと感謝されるのはとても嬉しかった。

でも毎日、毎日、たくさんの患者さんと接する中で思ってしまいました。

「きりがない」

言い方は悪いのですが、目の前の患者さんの為にはなっても、これではきりがない。変わらない。
毎日同じことを続けていても、何にもならない。

そんな、自分の目の前に蓋をされたような、沈んだ気持ちになることが多くなりました

でも管理栄養士なんて専門職についてしまったら、転職するにも同じ分野じゃないと無理なんじゃないか。
そう勝手に思って、ずっとウジウジ悩んでいるだけでした。

まずは国内の転職活動開始

転職サイトに登録

そんなとき、全く別業界で仕事をしている友人に、
「とりあえず、転職サイトに登録してみたら」と勧められ、なんとなく登録してみました。
特にほかに「これ」というやりたいことがあったわけではなかったので、
「未経験」の検索ワードで探してみることに。
そうすると、自分の知らなかった仕事が山ほどあることを知りました。

転職エージェントサービスに登録

その後、”転職エージェントサービス”に申し込んでみました。
初めは、「なにそれ?」と思っていましたが、エージェントサービスとは
自分専属のキャリアアドバイザーという人と面談をして、
そのアドバイザーさんに転職理由や、転職したい業界、職種などを相談すると、仕事の紹介、面接調整から内定、内定後の承諾まで転職をサポートしてくれるサービスです。
無料で利用できるところがほとんどですので、利用しない手はないと思います。
このキャリアアドバイザーさんに相談し、仕事を紹介してもらうことに。

エージェントをフル活用

新卒のときに就活を全ったくと言っていいほど頑張らなかったせいで、”就職活動”というものがどんなものか全く知らず、面接は苦手だし、履歴書の書き方もめちゃくちゃでした。
特に転職活動では”職務経歴書”というものが必要なんですが、エージェントの方に言われるまで、それが何なのか、どうやって書けばよいのか全く分かりませんでした。
キャリアアドバイザーさんに職務経歴書と履歴書の添削から面接対策まで何から何まで教えて頂きました。
職務経歴書については大手人材紹介会社のサイトなどにテンプレートがあるので参考にしてみて下さい。
ちなみに私が活用したのは以下のサイトです。

DODA 職務経歴書の書き方 

パソナ 職務経歴書の書き方

複数の人材紹介会社に登録するのがおすすめ

ここから私はいろんな人材紹介会社に登録し、複数のキャリアアドバイザーの方と面談をしました。
同じ職歴や、希望を話してもキャリアアドバイザーさんによって進めてくる仕事は全く違うので、転職活動をされる際は複数のエージェントに登録することをお勧めします。

人材紹介会社は求職者が就職を決めると就職先の企業側から報酬をもらうことで成り立っています。そのためひとによってはどこでもいいから早く就職させようとしてくることもあります。その点からも複数の人材紹介会社を利用し本当に求職者にあった仕事を探すとしてくれる・親身になってくれるエージェントを見極めるのが良いかと思います。

面接嫌いを克服

わたしは昔から人前に出るのが苦手でした。

小学生の時から授業中に発言するのは大嫌いだったし、

発表会も何もかもできるだけ目立たない役ばかり選んできました。

高校受験の面接も新卒の就職活動の面接も恐怖でしかなかった。

なので当然、転職活動の面接も嫌で嫌で仕方なかった。

ですが、転職活動でとにかく受けられるだけ面接を受けまくった結果
やればやるほど平気になっていき、むしろ面接が得意になりました。

面接は怖くない

いくつも面接を受ければ気が付きますが、面接で聞かれることはだいたい同じです。
それぞれ自分の中でストーリーを作っておけばきちんと説明できます。

以下、私的に面接が怖くなくなった考え方を列挙します。

  1. 面接官だって同じ人間。彼らだって変な人が入社してきたら困るので一生懸命。
  2. 面接は企業側がジャッジするためだけでなく、求職者側がその会社が本当に自分に合う会社なのか判断するためのものでもある。
  3. 面接は取り繕ったり嘘をつく必要はなく、なるべくそのままの自分を受け入れてくれる会社を探すために活用すべき。知らないことは正直に「知らないので教えて下さい」と聞けば案外ちゃんと教えてくれます。
  4. 面接で落とされても落ち込む必要はゼロ。会社はいくらでもある。自分に合う会社も必ずある。
  5. その会社に入社するしないを置いておいて企業や業界のことを知る良い機会。
  6. 企業のひとが自分のために時間をとって自分のことを聞いてくれたり、会社のことを説明してくれる貴重な時間。
  7. 失敗しても失うものなんて何もない。

初めは面接に失敗するとものすごく落ち込んでましたが、落ち込む暇もないくらい面接予定を詰め込んでいくつもこなすうちに平気になっていきました。今でも毎回緊張はしますが。

内定をもらえたことで自信に

国内転職活動で内定をいくつかもらいました。

転職活動をする前は自分に自信もなく、そもそも管理栄養士という専門職から異職種に転職なんて出来ないと思い込んでいました。

でもやってみると想像以上にいろんな仕事があり、その中には管理栄養士としての経験を評価してくれる会社や、私のポテンシャルに期待してくれる会社もたくさんありました。

思い込みは良くない

自分の経験を活かした転職しか出来ないと思い込んでいましたが、やってみると全くそんなことはなかったです。
少しでも今の状況を変えたいと思うのであれば案外方法はいくらでもあります。
たいがいのことは誰かがすでに解決済みですし、
例えば前例のないことでも、前例がないだけで不可能ということではありません

海外転職に切り替え

国内転職活動で内定をいくつか頂き、とても行きたい会社もいくつかありました。

が、そこで私は転職活動を白紙に返して、海外転職に切り替えることにしました。

転職活動をしつつ、ネットで転職について検索していると「海外転職」という文字を見つけ。
ネット応募できる企業だったので軽い気持ちでぽちっと応募ボタンを押しました。
その後はあっという間に選考が進み応募から5日後に内定をもらいました。

「え?海外行けちゃうの?こんな簡単に?」

そこから海外転職について調べた結果、現地採用という形で海外で働いている人がたくさんいるらしいということが分かりました。自分と同年代の女性もたくさんいる。

少し時間に余裕があったためもう少し手を広げて探してみると海外就職向けの転職エージェントもたくさんあることが分かりました。

あとは国内転職活動と同じ要領でエージェントサービスを活用したくさんの企業を受けてみることに。
国内と海外で違うのは英文レジュメを用意することと、面接がSkypeなどのビデオ通話で行われることでした。

ビデオ面接なので家にネット環境さえあれば、出かけずに面接を受けることができます。
時差をうまく利用すれば仕事をしながらの転職活動も非常に楽です。

私は平日休みを利用して1日3件くらい面接を入れ、最終的に20社ほど面接を受けました。
アジア各国の面接を受けましたが、未経験でも挑戦できる仕事はたくさんありました。

内定をいくつかもらい、そのなかから選んだのがインド就職

インドを選んだ理由は、一応いくつかありますが、「第六感」というのが一番しっくり来る理由な気がします。「今じゃないと今後選ばなさそうな進路」だと思いました。

なんだかんだざっくり前に進んでる

海外に出る前は不安でいっぱいで、やらない理由ばかり探していろんなことをごちゃごちゃと考えてました。

でも、もし、海外に出てもなんの収穫もなければ、それが分かっただけでプラスだと思います。

どんな形であれ、なにか行動を起こすということは何もしない状態よりはるかにプラス。

日本を飛び出して異なる考え方や志、理由、目的をもったたくさんの人に出会いました。

そんな方々に出会えたこと、視野が広がったことで過去の自分の悩みがとても小さく思えるようになりました。これって確実に意味のあることだと思います。

止まっているようで、回り道しているようで、なんだかんだ前に進めているなと気がつけたこともプラスだと思います。

これは「海外出る」ということだけでなく何事にも言えることですが、一歩踏み出せば見える世界は変わります。

悩んでるくらいなら飛び出しちゃえ

 

続きはまたいつか。

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